新年度に向けて

2024年03月07日 05:23

まず、とっても長くて、くどくてまどろっこしいかもしれません。ごめんなさい
読むことができる人だけに...

新年度に向けて、考えることがあります。
それは、皆さんの協力のおかげで、おおむね5年生6年生Aチーム、4年生3年生Bチーム、1年生2年生Cチームに学年別にクラスを分けることができました。
しかし、新年度と言わず今から、飛び級でやれる子は上のクラスでやってもらいます。
飛び級になるような子はどんな子か?
そして...

みなさん知りたいですよね。リフティングができる、試合で活躍できる、脚が速いなどなど、わかりやすい基準でやるのが1番です。でもジャガーズはそんなことだけではないんです。
伸び代を発見!するために、皆さんの見てないところを基準にします。
その前に、子供を指導して、子供が理解して、その指導したことができるようになる、メカニズムを紐解いていきたいと思います。これは、一般論ではなく、私個人の見解なので、正しいか、どうかはわかりませんが、私がこんなところを見てると言うことをお知らせしたいと思います。


まず、子供があることができるようになるメカニズムです。

まず私は、覚えて欲しいことを、一つ一つ丁寧に指導します。
ポイントは一つか二つです。それ以外はアドバイスしません。
なぜかと言うと、指導者がその場その時で見て気になることを一つ一つ言ってたら、本当に学んで欲しいことがぼやけるでしょ。
なのでそのポイントだけアドバイスします。どうしても気になることは、別にその時間をとって、そのことだけを徹底的に学ばせます。
なので、俺が子供にかける声は耳にタコができるくらい、同じことしか言いません。

(その場その場で大人が持ってる知識を練習もしていないのに子供に言う。もう子供は今何を学べば良いかわからなくなる。)

うちのチームでの出来事です。3年生の試合でベンチに入ったコーチ、
攻められてる時に「遅らせろ!遅らせろ!」とか
相手のゴールキックで「首を振れ!首をは振れ!」
この二つとも、この行動のやり方も目的も俺は教えてない!
なんなんでしょ、遅らせろ!ってはっきり言って俺はAチームでも言ったことありません。
なんなんでしょ、首を振れって、俺は意味はわかるけど、俺は教えていません。
私が教えたのは、「顔を上げる!」です。このことは、子供たちと一緒に「顔を上げる」と言ったら、目標を見る、目標ってなんだろなどと、子供たちと話し合いました。目標は相手のゴール!と子供達との間で取り決めました。
このことは、画用紙に文字で書いて、ことあるごとに復習してます。
そうやって、ベンチで相手のゴールキックの時に「顔上げろ!」って言うんです。
そうすると自陣に戻って相手のゴールに背を向けてる子も相手のゴールを見る。次に「マークしろ!」って言うんです。そうすると自然と"首振る"んです。
これですよね、首振る目的は。
首を振って周りの状況を見る、これを教えずにただ"首を振れ!"子供に首振らせてるだけじゃん、首振り人形かっつうの(笑)
顔を上げる!と言うことを試合で繰り返してたら、子供が俺に言いましたよ、「顔あげると周り見えるんだね」って
ここですよ!首振れの意味を学ばせるのは、すかさず全員集めて、その子の言ったこと繰り返してみんなに「どう思う?」と聞きました。あまり発言する子はいませんでしたが、なんって言うか全体が納得感。
ここで初めて「よく聞くだろ、首振れって、それってそう言うことなんだよ」と説明して、みんなが納得。
首振ると言うことを学ぶだけでこれだけ時間がかかるんです、なのに教えてもいないのに"首振れ"それベンチワークじゃなくて、言いたいだけじゃん、それ子供に響いてませんよー(笑)

こんなこと考えながら、いろんな試合見てます。さっき全員納得感!と言いましたが、実は2人くらい、ちんぷんかんぷんな子がいます。
その子はサボってるわけでもなく、聞いてないわけでもないんです。理解が追いつかないんです。
そう言う理解できてない子は、頭が悪いわけじゃないんです。俺の説明を理解するにはまだ早いんです。
そんな子は、レベルを下げないと、コーチの言ったこと理解できないんだから楽しいわけないじゃないですか。
逆に一つ理解して二つ三つ教えてもいないことを目的が理解できる子います。そんな子が飛び級なんです。
理解してるんだから、あとは繰り返しやるだけ。目的もやる理由も理解してるんだからポイント掴んでるのでできるのにそう時間はかかりません。なので飛び級してもそこでもできるようになるんです。

理解できない子は、いつかは必ず理解できます。すこーし理解のタイミングが悪いだけなんです。そんな子は、レベルを下げて理解したことが身体でできることを少しずつ学んでいくそれを繰り返せばすぐできるようになります。得て不得手はありますが。

なぜ、そんな差が生まれるのでしょうか。生まれ月の差もありますが、家庭で「理解して、実行する」ことをやってるからグラウンドではすぐできるんです。
すぐ理解できない子は、おそらく家で理解する前に親がやっちゃうんです。親がやっちゃうんだもの、子供は考えずに、知らないうちにできてる。そんなことが家庭で行われていたりしませんか?親がめんどくさくて(笑)
「考えて理解して実行する」ことができる。このことをグラウンドだけでは、なかなか。家庭でやってる分があるからグラウンドでは、早く理解、実行できるのです。
家庭で過干渉、もしくは過保護にしてませんか?
その影響はこんなところに出ますよ。
なかなか気づける家庭はないですよね。ほとんどの家庭がそんなことはない!と思ってますからね。でもグラウンドでわかっちゃいます。子供の行動で。
なので同学年でも理解という分野で差が顕著にあらわれます。さらに理解の前に話を聞けない子もいます。
チームで偉そうにして、怖そうにしてる私、監督の話は、ほとんどの子は聞きます、姿勢を正して。その緊張感の中、あくびして、背伸びしてる子いるんです。そこに姿勢を正して真剣な眼差しで俺の話聞いてる低学年の子さえもいるのに。
その子はまだ物事を学ぶ経験が浅いんです。そんな経験の浅い子は、レベル下げないと可哀想でしょ。そこで、ちゃんと話聞け!って言ったって理解できないんだから。

話すごく長くなりましたが、これから同じ学年でも飛び級する子とレベル下げる子が出てきます
親は、レベルを下げられたらショックかもしれません。
でもたかだか、街の小さなチーム内のことです。「このチームはうちの子の才能わかってないなー」ぐらいで考えてもらえればいいんだけど。
気にしすぎて、チームに文句、抗議しない方がいいですよ(笑)
モンスターって言われちゃいますよ。チームに言う前に自分の行動見直してみたらどうでしょう

長々と偉そうにごめんなさい

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