3年生大会ついに決勝戦2

2023年12月28日 20:25

次に、得点のシーン
結果は1×1でPKとなったわけです。
ジャガーズは、縦一本でスピードのある攻撃により何度かチャンスがありました。しかし、相手のディフェンスもそう簡単にはシュートを打たせてもらえません。
しかし、この3年生大会では縦一本で相手のゴールに向けて大きく蹴るをテーマにしていると、3年生くらいの相手はどうなるか、大きく蹴る、そう、思いっきり蹴ってるんです、球筋の速いボールを処理出来ず、コーナーになることが多くなりました。秋からの3年生の試合では。コーナーでは、ディフェンス1人残して、全員あげる。GKもディフェンスの位置にあげて。この形を3年生の試合ではほとんどやってきました。するとどうなるでしょう。指導してる人ならわかりますよね(笑)。
まずうちの選手たちは、コーナーキックをゴール前まで届かせることは、ほとんどありません。(最近になって、届くことができる子が3人います)ゴールに届かないボールで点を取るには、ボールをニアで受けて処理するしかないんです。
にもかかわらず、ゴール前に人数をさいてました。するとどうなるか、ゴール前に相手も多くいます。ゴールに届かないコーナーキックに対して、速く前に出て先に触った方が有利になります。なんとか守りたい相手と、俺のところに来たら、シュートしてやる!という気持ちの子。どちらが先に触るか。当然なんとか守りたい相手のディフェンスです。
相手が先に触ったらどうするか、当然クリアです。もしそのボールがセンタースポットの方に行ったらどうなるか、相手のフォワードがボールをもらい、うちのディフェンスが追いかける展開に、そして前のめりのGKは、下がる。もうこの時点で、得点される可能性が高くなります。今まで、そんな展開で、点を取られることが多かったのです。

ここでは、二つのことに課題があります。
一つは、"ゴール前まで届かないコーナーキックのボールをどう処理する"か。そして、"コーナーキックが相手に渡った時、いかに速く戻る"か。
そこで、付け刃ですが、前の日この2点、正確には一点ですが、練習しました。
それは、せっかくのコーナーキック、得点のチャンスにしたいと思い、練習しました。それは、"ゴール前まで届かないボールをどう処理するか"を練習しました。コーナーキックのフォーメーション練習です。
何回か何も言わずに、やらせました。
いつまで経っても、子供たちはゴール前に来るだろうことを予想してる状態。そこで「蹴ったボールは、どうなってる?」と声かけました。気づかない子供達。

ところで、相手のコーナーキックの時に、ジャガーズでは、必ずニアポストの前に1人おくことを子供達と約束してます。

そこで「どうして守りの時に、ニアポスト前に1人必ずいるようにしてるか、わかる人?」いつもニアポストにつく子が「ボールが来るから」
「そうだよね、じゃ攻める時も同じじゃない?」
そこで気づいた選手がニアに。
フォーメーション再開。でもうまく行きません。相手に取られることが多いんです。それは、なぜかというと、ディフェンス側は、来たボールをそのままタッチラインに出せばOKなのに対して、攻める側は、たとえ先にボール触っても、ゴールは後ろにあります。
そのプレイの練習はやっていないので、仮に先に触っても、相手の方が、楽にプレイできて、すぐ取られてしまう展開に。
そこで「ボールは、今までどこに行ってた?」大多数が「ニア!」「そしたらゴール前にそんなに人が居てボール取れるかな?」そうすると2年生を残してバラバラではありますが、ペナルティエリアのニア側に数人。さー再開です。それでも、相手に取られてしまう。
「どうすれば、ジャガーズのボールになるかな?」
そして、数人が気付きました!「ショートコーナーだ!」そうやっと気づいたのです。
そしてフォーメーション再開。当然ディフェンス側はショートコーナーをもらう選手をマーク。それでもショートコーナーをやる、キッカー。マークされてるんだもの、取られちゃうわな(笑)。状況は、ゴールのニアにいる子に渡るのと同じ状況。
そこまで理解できてるなら、最後の答えを教えちゃいました。「マークされてたら、ゴール前に蹴って、マークされてなかったら、ショートコーナーするんだよ!」私だってイライラしてつい言っちゃうことありますよ〜(笑)。

それを言ったら子供たちは、考えだしました。
マークされてない状況で、ショートコーナーに。
慌てて寄るディフェンス、そこで、ナイターの成果が出ました。キッカーと受けての間でワンツーをして見事ゴール前にボールを運ぶことができました。そして何回かやってついにゴール。大人はもう一回見たいですよね。私は即終了。
こうやってコーナーキックの対処法を身につけて試合にとなるわけです。が!この練習は、一つ抜けてることがありました。そのせいで、何度かのチャンスをふいにしてしまいました。これまさしく、私の指導不足なのです。
詳しくは、この後の得点シーンの話に続きます。
負けから学ぶ、そして負けから伸びる。最後に子供の成長を見逃さないになります。
長くなりましたので次に続くです。


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