3年生大会ついに決勝戦1

2023年12月28日 06:28

昨年もこの大会でこの敢闘賞トーナメントで決勝戦まで進みました。その時は優勝しました。

今年も!そんな気持ちで子供も、保護者も我々コーチ陣も臨んでいたと思います。
そりゃ私だって。
でもそんなうまくいかないから、人生面白いんです。(ハハハ、達観したものいいですね)
でもまだ3年生、前にここで書きましたが、「負けから学ぶことの方が多い」ことも、悔しいだけじゃない、優勝すると、嬉しい他にもオプションがありますが、負けにも悔しい他にもオプションにはあります。そのオプションは負けの方が多いんです。

結果は?
負けてしまいました。
しかしPKでの負けです。

ここで、なぜ勝てなかったか、そして負けたことで、この大会のジャガーズが得たオプションを考察したいと思います。
来年は次の段階に進むので全て種明かししたいと思います

この一年のミッションは、「思いっきりやる」です
そしてそのための戦略が「スピード」と「迷わない」をテーマに、目的を持ってやってきました。

まず「スピード」です。この戦略はジャガーズの伝統でもありました。
昔は、ひたすら走ることでそのスピードをつけたチームでした。今そんなことしたら体罰でしょ。
なのですこーし科学的に、効率よくスピードをつけるために、ほんのすこーし陸上の勉強しました。ただし、陸上での速く走る基本は、身体が出来上がってる人向けの基本なんです。子供にそれと全く同じことをやらせたら、もしかすると今速くなるかもしれませんが、将来それが癖となり、さらに速く走るための伸び代を阻害します(偉そうに言ってます全て受け売りです)
そこで、地面についた足を残さない、地面を蹴らない。そこに注目して練習をやってきました。
その練習と試合経験のおかげで、他のチームより、少し速いかなーって思います。実際、対戦したチームの指導者から「あのスピードが怖かった」と言っていただけたので、少しは成果が出てるのかなって思います。

そして「思いっきり」やるためにはどうすれば良いか?
実は私は、「思いっきりやる」ためにどうすれば良いか、よりも「思いっきりできない」要因は何か考えて指導してきました。
ようは「思いっきりやる」ことを阻害する要因は何か。一つは簡単、大人があれこれ言い過ぎ!
こんなのは抽象的なので、戦略的にどうしたかと言うと、そこで「迷わない」になります。
少し種明かしをします。

まずスローイン、うちのチームがスローインする時に子供たちにはこう言ってます。「味方に投げるな、スペースか相手チームに投げろ」と言います。普通言いませんよね(笑)相手チームに投げろなんて。
その理由は2点
1点目は、うちのチームは、トラップの練習をあまりやってません(指導の怠慢です)
なのでスローインの浮き玉は処理できません。
ならば、もしかしたら相手のチームも3年生でスローインを大切に扱えない子が多いのではないか。そう考えて相手チームの子に投げるように指示してます。
人間本能があります、なかなか相手にボールをむざむざ渡すことは、頭でわかっていても、身体が言うこと聞きません。(ここです!低学年が伸びるところは、まだサッカーをよくわかっていない3年生に、その子の考えが試合に効果的なことは、これから覚えていくんです。)
なので、全てはうまく行くとは限りません。
しかし相手チームにわたった浮き玉を、地面に落としてくれるんです。
浮き玉→地面に落ちる→処理して攻めに転じる、と言うことをできる子は少ないと考えました。
そこで相手チームがまごついて処理に困ってるところをとる!(こざかしいですね(笑))
試合に勝つための近道の一つです。
近道はよくないとここでよく言いますが、近道ではありません、練習してないことを試合でできるとは到底思いません。(スクール行ってる子はできるかもしれません)では、自分のボールにするための方策を、伝えないと試合自体に勝てません。だって勝ちたいでしょ。そしたら、スローインの高いボールを処理するより、相手チームに投げたボールを取った方が、相手陣地に進む確率は高いでしょ。
(だったら他にも、スローインを浮かせず味方に渡すなど方法はいくらでもありますが、私は一番こすい方法を選択しました)
選手たちに伝えた通り、ほとんどの試合ではスローインをそのようにやってくれてました。
決勝戦の相手に点を取られた場面以外は。
実は、点を取られる前のシーンで、自陣側でうちのスローインがありました。興奮してたのもあるでしょう、自陣側のうちのスローインを味方に向けて投げちゃったんです。しかも攻め側に向けてではなく、真横に。当然、味方は処理できるわけもなく、というか、浮いたボールを目の前にして止まってしまったんです。
スポーツでリスクのあるプレイ、それは自分より相手に先にボールを取られること。
先に取られて、浮いたボールも身体のどこかにあたればすぐペナルティエリアです。
うちのチームといえば、スローインでのマイボールで心が攻めの気持ちになってるんだもの、危険と思っても流石にスピードに乗った走りは出来ず即、点を取られてしまいました。
ここでの学び、「やっぱり、トラップの練習はしないとなー」当たり前ですがね。
来年からやります。
点を取られた話は終わり

次は点を取る話、長くなりましたので次にします

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