今日、日本代表ワールドカップ予選が行われます。
子供達にはぜひみてもらいたいと思います。
なぜ、みてもらいたいかと言うと、日本の一流のプレイを見ることができるからです。
なぜ一流のプレイを見ることが良いことなのか?。勘違いしてほしくないのは、その一流のプレイを真似できるようになることではないということ。
遊びで楽しく真似することは良いと思いますが、実際のプレイで真似することは、絶対にやめてほしいです。特に小学生のうちは。
では、一流のプレイをみて何を学ぶか。
それは、一流のプレイをみて、自分の理想を持つことなんです。「このプレイすごいなー」「こんなふうになりたいな」この感覚を持つことなんです。
それは一人一人違いますし、日本代表の選手の一流のプレイも一人一人違います。その一人一人のプレイの個性でチームは成り立っています。もっと言えば、一流といえども、FWもMFもDFもGKも全てできる選手は、いないと思います。さらに同じFWでも得意分野と、あまり触れないプレイも一人一人違います。それらをチームの11人が"補い合って"試合をするんです。
そうそれが"チームワーク"です。
話がそれましたが、「このプレイすごいなー」「こんなふうになりたいな」この感覚はなんなのか。それがこれからいろんなことを学ぶ子どもたちの、基準、物差しなんです。その基準、物差しも一人一人違います。
その基準、物差しが一流であればあるほどレベルが高くなります。
小学生は、その基準は、いろんなことを学びながら自分の理想はなんなのかがわかってきて徐々に染み付いていくんです。
自分の心地いい、自分が美しい("ビューティー")と思うものを経験から掴んでいくんです。
経験は、何も体験だけではありません。見ることも経験です。なので一流のプレイを見て、そういう感覚を持ってもらいたいんです。
一流のプレイをみて「俺もできる!」と言ってプレイに取り入れようと考える子は、まだそういう理想、基準を持つには"幼い"んです。
理想を持って、今やってることを頑張ろうと思える子は、いつか自然と無意識にその一流に近づくプレイができてくるんです。
小学生相手に、「昨日の代表戦がこうだったから、こう動くんだよ」みたいな指導はしたくありません。
子供達の理想のプレイをさらに美化して子供達に話したいと思います。きっとそう言う指導をすれば、子供達は、さらに理想を膨らませ、自分に期待できるようになると考えています。自分に期待が持てれば、練習"したく"なるでしょ。この"したく"は自分発なんです。こんな自分発で何事も取り組めるように指導していきたいと思います。
日本代表がんばれ!
ちなみに、いつも私は"ビューティー"と言っていますが、それには、上記に書いたような思いがあるんです。
例えば整理整頓も、家や学校の大人が一流の整理整頓をすれば子供の整理整頓の基準も一流になります(笑)
ちなみに私の整理整頓はグラウンドでは、事細かくそこまでしなくてもってくらいビューティーを追求します。練習の時間削っても。まさに本末転倒(笑)だって気になるんだもん。
あっ!でも我が家には整理整頓という言葉は見当たりません(笑)
まー指導してる子供の前ですからね。ちゃんとしなきゃ(笑)
中には私を気にして、私と同じようにビューティーに整理整頓してくれる子が何人かいます。とても嬉しいです。
私は、整理整頓の指導はしません。でも自分から気がついて学んでくれる子供がいます。そんな子は、はっきり言って"上手く"なってます。
ちなみに一時だけ俺を気にしてビューティーにしても、それは俺に迎合、人から褒められたい、そんな"あざとい子'"もいますが、すぐにわかります。ありがとうとは言いますが、そんな感想を持ちます。
しかし俺のビューティーを続けてる子は、そのうち何も言わなくてももう無意識に俺のビューティーで整理整頓するようになってます。グラウンドでは、家では知りませんよ(笑)
技術の習得もそんなものではないでしょうか。くれぐれも教えてもらっては、上手くならないと思います。教えて上手くなる子は、下地にそんなことのある子が教えられて"上手く"なります。
俺の嫌いな言葉「教えてくれないから、できないんですよ」
そうしてグラウンドで整理整頓をさせるときあります。その時こう言います。「ビューティーに並べてみよう!」
そこでは、子供達がどんな整理整頓をしようが(たとえ、誰がみても乱れてる整理整頓だとしても)なーんにも注意しません。だってそれがその子のビューティーなのですから。さてそのビューティーの基準はどこで感じたことなんですかね(笑)
いろんな意味で気をつけてくださいよー(笑)