思考停止

2023年09月02日 05:48

まずは、引用から
長いので読みたい人は暇な時間に読んでください。

「慶應義塾には、「独立自尊」という言葉があります。周囲の意見に左右されず、自分の足で立ち、自分の目や耳で情報を集めた上で、自分自身の考えをきちんともつという意味です。そして自分の中に独自の考えがあることを自覚できれば、周囲の人間にも彼、彼女なりの考えがあるということが理解でき、結果として、他人を尊重できるようになります

野球にしか通じない指導は、「俺の言う通りにやれ」という方法が大半でしょうから、それはやはり指導者のエゴです。こうした指導法は2、3年で結果を出すには近道かもしれませんが、選手の将来を見据えた場合、人生のプラスにはならない可能性がかなり高いと思います

社会で活躍できる人の共通点として挙げられるのは、自分を客観視できること。自分なりのアイデアを持ち、自分自身の強みを知っていて、それを伸ばす努力ができる人は、社会に出てどんな仕事に就こうとも通用します。
 さらに付け加えれば、自分で自分の幸せを理解していることも大事です。これからの社会は多様性が重視され、人それぞれ追求する幸せが違う時代になっていきます。お金、家庭、仕事のやりがい……。多様な価値観の中で、何が自分を幸福にさせるかを分かっていないと、本当の幸せはつかめません。つまり、

集団の中にいて満足していると、皆と一緒にいることで生まれる相対的な価値観ばかりを重視するようになり、ふと一人になったときに、本当の幸せが分からなくなってしまうのです。大学受験や就職活動、人生の転機となる場面で、それはより顕著に表れます。
上記のような大人にならないように、高校生の段階から、人生における自分なりの物差しを持つ準備をさせないといけません。それはつまり、考える力が自然と身に付くことや、人生の選択肢が増えることにつながります。あえて大胆な言い方をさせてもらえば、勉強もその一つです。勉強することが将来の可能性を広げ、選択肢を増やしてくれます。もちろん勉強を始めるのは何歳からでも遅くありませんが、例えば30歳になってから一念発起して医学部に行くという人は非常に稀です。現実がそうであるなら、やはり高校生までに一定の勉強をして、論理性を高めたり、思考回路を柔軟にしたり、考え方を増やすことは非常に大切です。それが将来の可能性を広げ、選択肢を増やしてくれるのですから。なので小学、中学、高校の勉強は大切なんです。

高校野球において、勝利のために練習に時間を割くことは当然、必要です。しかし、本当にやりたいことが見えてくるのは大学生になってからという人が多いので、そのときに"手遅れではない程度の勉強"はしておかなければいけませんし、最低限、そのための努力は惜しまずにしておくべきです。」



甲子園で優勝した慶應義塾高校の監督の言葉です。
今年の甲子園は慶應旋風が吹き荒れ社会にいろんなことを投げかけられました。

思考停止
人間1番楽で、責任を取らなくて良い錯覚に陥ります。
アイヒマンの実験、調べてみてください。
日大アメフト悪質タックル問題、勝利至上主義問題、体罰問題、全てがこの実験に当たります。

うちのチームでも同じようなことが。
お願いだから子供達を思考停止にさせないでください。
先の大会で一勝もできませんでした。
勝てなかった理由を子供に聞いたら、「相手より先に取れなかった」と「気持ちが入ってなかった」
そこでなんで相手より先に取れなかったのか聞いたら、「気持ちが入ってなかった」と

どういう行動が「気持ちが入ってなかった」
「気持ちが入ってた」プレイはどんなプレイか。俺にはわかりません。

子供達もなぜそんな事言ったのでしょうか?
合宿であんな苦しい思いしたのに、合宿直後の試合で「気持ちが入ってなかった」とはどういうことか。
コーチは、試合中「気持ちが入ってない」と思ったらなぜ、試合の展開よりも先に「気持ち」の部分をアドバイスしないのか?
おそらく、したんだと思います。
でも、そのコーチが納得できる行動を子供がしなかったのだと思います。そしたらコーチ次第で良い悪いが決まってしまいます。
上記にもありますが客観視、客観的に良い悪いを言わないと不満が噴出します。
子供がもしそのコーチと合わない時、コーチ次第で良い悪を言われたら不満になりますよね。
いくら合わないコーチでも客観的な事言われたら、納得するしかないでしょ。小学生とはいえAチームはそのくらいの判断ができるように指導しなければ、そこ指導しないんですよね。
技術ばかり教えてうまく行かないと「気持ちが入ってない」その程度のレベルなんです、うちのチームは。

繰り返しますが「気持ちが入ってなかった」というのは、本人の気持ちではなくコーチたちの気持ちで「気持ちが入ってる」「気持ちが入ってなかった」を決めているのはコーチなんです。
別にそれでもいいです。
なら、子供達に「気持ちが入ってなかった」とはどんな行動か、「気持ちが入ってる」プレイはどんなプレイか先に説明して試合に臨めば、試合のこと聞かれたとき、もう少しレベルの高い答えが出たと思います。
その説明をしてないとすると、「気持ちが入ってなかった」はコーチの感情できまる、主観的なことで「気持ちが入ってなかった」と言っているのではないでしょうか。
そうなったら体罰暴言やらなくても、保護者や子供は不満持ちますよね。

もしかしたら前の日の夜「気持ちが入ってなかった」子の親が喧嘩をして、子供が試合どころの気持ちじゃないかもしれないじゃないですか。
「そこまで気にして指導なんかできない」と言いそうですが、そういうことを言っているのではなく、とにかく主観をあまり押し付けると、チーム崩壊してしまいます。
体罰があったから、周りで見ている人がいるからでチームが崩壊するのではないんです。
勘違いしないでください。
物事に客観性があれば、トコトンチームで話し合えば分かり合えると思います。
そこで分かり合えないチームなら崩壊したほうがいいです。

後、今は動画あげられるからそういう行動は慎むべきという意見ありますが、そこも客観性があってしっかり話すればドオってことないんです。第3者が動画上げたなら尚更。
この情報過多の時代、仮に動画上げられても、すぐ他の動画が上がって忘れ去られますよ。
でも地域では大騒ぎになるかもしれません
でも客観性があって方針、戦略、戦術(サッカーのことではありません)目的、がしっかりチーム内に伝わっていれば、たいしたことありません。
体罰、暴言を許すと言っているわけではありませんのでそこは読み解いてください。
読み解けない人は読まないでください。

それだけ、俺にはビジョン、目的、戦略、戦術を持ってます。
毎日勉強してます。
本読んだり、他のチームの練習や試合見たりしてます。
そこで今の子供の育成の方向性、やってはいけないこと、子供が今の時代、学ばないといけないこと勉強してます。
自信を持って言えるくらいやってます。
たまに間違えちゃうこともありますが。
その時は、言い訳せず、悪いことは悪いと認めるようにしてます。



なんかあまりレベルの高くないチーム事情にヘキヘキしてます。

今自分がやるべきこと、しっかり優先順位をつけて丁寧にやっていこうと思います。

長々とごめんなさい

勝ちたいんです。勝利至上主義です
手っ取り早く勝ちたいんじゃないんです。子供が自ら考えて、自らの言葉で自ら行動できるようになってもらいたいのです。
6年生までにそれが少しできるようになれば勝っちゃうんです。
くれぐれも手っ取り早く勝つために子供を"思考停止"させて、コーチや親の思い通りになる子にはさせたくありません。

はっきり言って、うちのチームにいるうちにそんな主体性のある子にすることは難しいです。しかし次の中学年代にそうなるような指導はしたいと思っています

追伸
6年生くらいになると、"勉強なんてしなくてもなんとかなるよ"みたいな事言う子がいます。
別にそれでもいいです。でも最低平均くらいは勉強しといた方が良い理由がこれ

上記の部分の引用です
「勉強することが将来の可能性を広げ、選択肢を増やしてくれます。もちろん勉強を始めるのは何歳からでも遅くありませんが、例えば30歳になってから一念発起して医学部に行くという人は非常に稀です。現実がそうであるなら、やはり高校生までに一定の勉強をして、論理性を高めたり、思考回路を柔軟にしたり、考え方を増やすことは非常に大切です。それが将来の可能性を広げ、選択肢を増やしてくれるのですから。なので小学、中学、高校の勉強は大切なんです。

高校野球において、勝利のために練習に時間を割くことは当然、必要です。しかし、本当にやりたいことが見えてくるのは大学生になってからという人が多いので、そのときに"手遅れではない程度の勉強"はしておかなければいけませんし、最低限、そのための努力は惜しまずにしておくべきです。」

こう言う努力をせずに、自分の好きな事だけ努力している子は、ある一定の以上成長しません。
自分の好きなことだけ努力するのは、高校生、大学生、大人になってからの方が効果的です。
小学生中学生の時は、好きな事だけではなく、最低限やるべき事は、サボらずやるべきです。
そこからまた、新たな発見があるかもしれません

記事一覧を見る