大谷くんのところで、「褒める指導」は嫌い」、「認める指導」を心がけてる、ようなことを書きました。
それはどう言うことか。おそらく指導本で「褒める指導を」と書いてあるのも実は「認める」と言うことを言いたいんだと思います。人間、本読んで、そこまで深掘りするのは結構面倒なので「褒める」部分だけ取り上げて、"無駄"に褒めてるるような気がします。
話はそれますが、子供を指導している時の指導者の言葉聞いてると、"なんでできないんだ、教えたろ"、"違う!こうだよ"、あの子は、走り方が悪いから、こうなんだよとか、こういう風にやればいいんだよ、まーなんと評論家の多いことか。
俺も評論好きですがね(笑)
でもなるべく、できないことを言うより、できてること、やろうとする気持ちを気づかせてあげたいと思ってます。
一つのプレイにも、目立つのはできていないこと。でも身体の動きやマインドなど一つの動きとっても人間は様々なことが内部では行われています。
パスをミスしても、その前のトラップが良かったり、相手に抜かれても、その前のチェックは早かったり。結局、人間が言うのは結果なんですよね。
でもね、実はスポーツは、成功を積み重ねた方が勝つのではなく、ミスした方が負けるものなんです。
なので、大きな成功より、小さなミスを防ぐその方が勝利の近道のような気がします。
もっといえば、サッカーに限らず、スポーツはボールなどを離すときに注目が集まります。パス、シュート、キーパーならパントキック、ディフェンスならクリア。
そこがその選手の見せ所、そこがかっこいいと周りから称賛される。
なのでそこのところは、好んで練習します。
その前のプレイはあまり注目されません、注目されるとしたら、"失敗"したとき。そのとき周りから評論が始まります(笑)
ボールを離すとき失敗してもその前のプレイがうまく行ったら、そこ"認めて"あげないと。ボールを離すときのプレイが失敗すると、ボールを確保した時から全て失敗のように見てしまう。"育成"を大事にしてるうちのチームは、そこ気をつけてもらいたいものです。
今の厳しい世の中、結果が全てですからね。
でも子供のうち特に、大袈裟に言うと人生初めての出来事ばかりの子供には、失敗しても、負けても、点を取れなくても、点を取られても、明るく前向きな対応が大人は必要なんじゃないでしょうか。
そうすることで、自己肯定感が増して前向きな子になってもらいたいものです。
くれぐれも大人の自己肯定感を上げるために、承認欲求満たすために、子供の前に人参ぶら下げることのないように。
何も言わずに、よくやった時には、「今日は頑張ったね」と今日のプレイを"認めて"あげてください。