反省方法2

2023年02月16日 23:58

前回に引き続き反省の方法です
最初に言っときます
前回と同じように長いです。わけわからないかもしれません
ギブアップありで読んでみてください
 
反省方法、実際にサッカーに置き換えて考えてみます。
昔、最近、いや今でもこういう声聞きます
試合中、「練習でできて、なぜできないんだ!」
そのことを詰めてみたいと思います。
まず、試合中の「練習でできて、」はたしてそのときのシチュエーションは、練習の時と同じシチュエーションなのでしょうか?
仮に同じシチュエーションでも相手のプレッシャーが同じだったか?もしスポ少大会決勝のような相手だったら平常心でプレイできませんよね
また、もし全く練習と同じシチュエーションだとしても、失敗した子のマインドに何かあったら、例えば朝もたもたして親とケンカしたとか、前の夜親同士夫婦げんかがあったとか。そういう背景を想像して反省しないと次に生きる反省にならないのではないか。
そして、指導者側が思うこと、「そこまで考えて指導しなければいけないのか」
でもそういう詰めて考える、もしくは深堀することをしないと効果的な反省にならないのではないかと思います
「そこまでは考えられない」という指導者が、その子にアドバイスしたとしたら、その子に響くでしょうか
もしかしたら、そこまで深堀しないでも響くかもしれません。子供の気持ちはわかりませんからね
でも、指導者側はなるべくそこまで詰める想像力を持って指導するに越したことはありません
 
じゃどうやって、どこまで詰める、深堀するか
例えば何かの大会の決勝戦だとします。そしてその日は、風が強く吹いてたとします。
いつもは、同じメンバー同士での得意のワンツーパスが通るはずが、通らない
なぜ通らなかったか。昔では「風に負けてるから、通らないんだ!気合が足りない!やる気あるのか!」
そして試合後「同じことを繰り返さないように、もっと気合入れて練習しろ」という反省
まーよく聞いたことあります(笑)。これ反省した課題克服なのでしょうか
そして、はたして子供たちは、大会の決勝戦なのに気合が足りないのでしょうか?やる気がないのでしょうか?
 
以下は、例なので実際の試合には当てはまらないかもしれませんが、反省方法の内容として読んでください
まず、選手のマインドのことは、抜きにします。風が強い、そして同じメンバーでの得意のワンツーパス
前にも同じような風の中でもワンツーができてた。じゃ“なぜ”この試合では、うまくいかなかったのか。
ここからが反省のスタートです。
よーく思い出したら、最初のパサーがボール出した後の走りだしが遅れたため、パスが通らなかった
いつもは風が強くても対応できていたのに今回は対応できていなかった。
では、“なぜ”、走り出しが遅かったのか。よく考えたら、その子は、その前から切り替えが遅くて中盤で抜かれることが多かった
“なぜ”切り替えが遅かったのか。中盤にうまい子がいてその子が気になって意識しすぎてボールに集中できていなかったと。
じゃ“なぜ”ボールに集中できなかったのか。それは大舞台の決勝戦ということでいつも意識しないのに中盤の上手な子に意識が行ってしまったと。
では、試合で上手な子に意識が行かないようにするには、どうするか。うまい子がいても自分のプレイができるようにするにはどうするか
そういう意味で試合慣れすればどんな相手がきても得意なワンツーは成功しやすくなる。じゃ試合慣れするために闇雲に試合をすればよいのか。違いますよね
大会の決勝戦で集中できていなかったことで、そういう緊張感のある試合をする。それにはレベルの高いチームと試合して自分よりうまい子がいても自分に集中できるように試合慣れする。
と!いうことで課題克服には、強いチームと試合して経験を積むということが、反省に対する課題克服の方法になるわけです
このように“なぜ”を3層にわたって詰めていきました。
どこまで“なぜ”を詰めるのかは、年代と状況と納得感にもよりますが、いずれにしても、こうやって詰めて深堀したほうが良いと思います
もしかしたら、「気合を入れるために」強い相手と試合すると課題克服の方法は同じになるかもしれません
でも、このように深堀したほうが、強い相手と試合する課題が明確ですよね。そのほうが課題克服の完成度が上がるのではないでしょうか
これが自分の考える反省方法です。
昔は楽でしたよね、「気合入れろ!」で済んじゃうので(笑)
「そこまで考えて指導しなければいけないのか」
そうなんです、今はそこまで考えて指導しないと子供の育成は難しい時代なんです。
そして、実績を残しているチームはこういうことを実践してます
うちも実践できるかなー、「そこまでやるならできないよ」って聞こえそう(笑)
 
でもこれ、日常生活の課題克服の方法論の一つになると思います
 
なぜか、それは受け売りだからです(笑)
*例は違いますが、このような内容が本に書いてありました
えへ(笑)

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