平等と公平

2025年08月12日 16:41

「平等」「公平」を調べると
平等(Equality)とは、すべての人を同じように扱うこと、公平(Equity)とは、個々の状況に応じて適切な支援を行うこと、違いを認めて適切な対応をすることです。
Yahooで調べたAIの見解です
概ね私もそう思います。
平等を求める人と、公平を求める人が同じテーブルで両方とも同じ条件だと主張するから話がややこしくなります。

今回の合宿でのこと
バーベキューで最後のとうもろこしが4つ残りました。 
食べたい人!
10人くらい手が上がりました。
それではじゃんけんで決めようと。
しかし私に気づいたその人は、監督とじゃんけんをして勝った4人にあげようとなりました。
しかし私はじゃんけんをしませんでした。
その10人に対しいくつか質問をしてその度に手を上げさせました。
質問を繰り返していくうちに、手を挙げるのが4人になり無事とうもろこしは4人の元に。
まさにこれが平等と公平です。
食べたい人!と言って手を挙げる10人とじゃんけんをする。これが平等です。
でもその10人の中で本当に食べたい子に渡すのが公平です。
じゃんけんしたいから手を挙げた子、何か大人の言ったことに反応したいだけの子、隣が手を上げたから挙げた子。とうもろこしとは関係ないところで手を挙げている子がいるんです。
本質は食べたい子に渡るのが一番いいですよね。
この定義を曖昧にして議論をするから訳わからなくなるんです。

その訳わからないことが、どのチームでも起きています。
試合のときです。
今巷で言われていることは、平等です。
学校そしてサッカー協会でもスポーツ少年団でも、試合には全員出そう。
確かに全員出しとけば平等で不満は募る人もいますが文句は言いません。問題が起きてもそうしておけば回避できます。
子供は全員やる気に満ちあるれていて、試合に出たいに決まってる。親はみんなそう思っています。
現場で子供に触れている指導者もそう感じているでしょうか。
確かに指導者の見逃し、子供のアピール下手、タイミング、さまざまなことがあって大人も子供も思いとは違ったことが結構あるもんです。
でもそんなことは社会に出るといくらでもあります。
試合に出たい子は、試合に出るためにどんなことをすれば良いか主体的に考え、万が一思い通りにいかない時にどう気持ちを保つか、次試合に出るためにどんな行動をするのかを考えることが成長だと思っています。

「モームリ」って会社聞いたことがある人もいると思います。
退職代行の会社です。今やそんなことがビジネスになる時代です。
勤めた会社をたった数ヶ月で気に入らないから辞めたい。しかし、言いづらい。なので自分のことなのに、他人に頼む。
気に入らないとすぐやめるという選択をする。
辞める時も誰かがやってくれる。
今までそんなことをやってくれる人がいたんでしょうね。

今、常に親や子供の思い通りになる。
思い通りにならないとどうして良いかわからず感情的になる。
そのどうして良いかわからないことを自分でわかるようになる、そんな気づきをもたらしてくれるのがスポーツなのではないかと思います。
特に小学生年代に思い通りにいかないことを経験して、それに折り合いをつけ、対応することを学ぶことはとても大切なことだと思います。
現代ではそんな学びや、気づきすらも得られない子供が増えています。
思い通りにいかないことは自分でなんとかしなきゃいけないんです。

ともすると、自分の思いすら持っていない子もいます。
誰の思いでサッカーやってるんですかね。
そんな子に学びや気づきをもたらすのはかなり難しいです。

まずは自分の思いを持たせるとこから指導しなきゃいけない時代なのかもしれません。

黙って見守る、節度をもつ、俯瞰するそんな難しいことができると優秀な子になると思います。
ここで優秀とは、自立、自律のことです。

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