何かのニュースで、ドーピングを容認した大会が行われるということをききました。
ドーピングは、よくないですよね。
アンチドーピングアソシエーションという団体がドーピングの原則を3つあげています
一つは公平性、一つは身体への影響、最後にスポーツの価値が損なわれるというものをあげています
その前にドーピングの歴史を見ると、まずは、どこかの部族が自分達を鼓舞したり狩猟のために能力を引き出すための薬物をドープと言っていたそうです。
それを戦争で活用して、戦後特に社会主義国が国の発揚のために、オリンピックで金メダルを取ることを目的にさらに発達したらしいです。
当時社会主義国はめちゃくちゃ強かったらしいです。実際陸上での400mの女子選手の記録は東ドイツの選手で、いまだに更新されてないそうです。
そして2000年代になってアンチドーピングが叫ばれ出したそうです。
では、ドーピングって本当にいけないんですか?
いけない理由に論理性があるのか。少し考えてみました
(だからと言ってドーピングを推進するわけじゃないです。)
先ほどあげた3つの原則。
まずは、身体への影響。単純に身体への影響がなければOKなのか
そして公平性。
現実問題、各競技に公平性は保たれているのか。オリンピックでいえば、先進国と発展途上国の競技環境の差は歴然です。先進国は科学的な考え方を持って科学的な環境、研究が進んでいます。
さらに発達途上国でも、先進国に留学してトレーニングをして自分の国のためによい成績を収める人もいます。
でもその人は基本金持ちですよね、留学できるんですから。
同じ競技者でも金持ちとそうでない人、
トレーニングの環境が整ってる人、整ってない人。
そういった意味でもそもそも公平性は保たれているのか。
そして、スポーツの価値が損なわれるですが、現在の商業主義のオリンピックでどのような価値を持っているのか。
どのような価値が大切なのかわからなくなってます。
ということで、ドーピングを認めるわけはありませんが、もし上記なようなことを言ってドーピングはいいだろうと言っても釈然としませんよね
これは、国際大会に関するドーピングの話しで子供の話ではありません。
でも同じようなことが、子供の間でも行われます
子供のうちからプロテインを飲ませたり、体重が関係する競技ではダイエットさせる、そして練習のやりすぎ。これで試合に勝つ、大会で優勝する
これは身体にいいことなのか
先ほどは国ですが、子供はチームです。
チームによって、お金をかけてるチーム、さらには、所属してるチームが弱いからと強いチームに移籍したり。
もう一方で、週に1日しか練習しないチームだったり、練習環境が悪いチームだったり、人数が揃わなくて合同で参加するチーム。
これらが同じ大会に参加するんです。果たして公平なのか。
そして、スポンサーのついてるチーム。とにかく勝たないといけないチーム。
ある種オリンピックと同じことが子供の間でも行われてる。"かも"
そういった中、ドーピングせず(当たり前ですが)環境も整っていなくて、状況も良くなくて、試合に勝てないチームがあります。たくさん
では、なぜ、ひたむきに、一生懸命、練習して勝てない試合でも一生懸命やるのでしょうか
確かに、最新のトレーニング施設で研究されたトレーニングをして、研究された食事を摂り、他あらゆる競技を高めることをする。
こんなことができなくても、スポーツをやる意義はあるんです
それは、その子その子なりの物語が作れるからです。
競技をやる中で、いろんな人と交わり、トレーニング方法で、コーチした人たちは子供達のために議論をして、そして子供達は子供達なりに努力するんです。
そこに物語があります。
その物語が感動を生むんです。
子供ではありませんが、ドーピングして簡単に記録が出て感動は生まれるでしょうか。
どんなに発展途上国の選手で金メダル取れなくても、その人の物語を知った人は感動するんです。
子供達にも言えます。
一人一人を知ろうとする、その人に、その子に何があったか知ろうとすることで、感動するんです。
そんな側面がスポーツにはあるので、勝った、選ばれただけじゃない、一人一人の感動物語に価値があるんです
それがスポーツの価値の一つになると思います。
スポーツをやるどんな人にもその感動の物語があるから、みんなスポーツやるんです。
ドーピングのくだりは、受け売りです。内容に間違いがあったら、私の理解不足かもしれませんのでご容赦を