優等生は伸び悩む"に"ん
伊東四郎!あは(笑)気にしないでください。
優等生は伸び悩む、理由の二つめ。
「他者の評価を重要視する」
自分の側で倫理観や行動基準を持って、やっていくタイプならいいのですが、まー多くの優等生の場合、自分がきっちりやってると周りから思われていることも非常に重要なんです。
社会的規範から逸脱しようとする時、いわゆる、ちゃんとしてると言われない行為をするときに、非常に外の目を気にする傾向にあるんです。自分自身がやっちゃいけないと思うだけならまだいいのですが、「これをやったらみんなはどう思うんだろうか」と言うことを非常に気にする傾向があるんです。優等生のはらみがちなのは、自分自身に価値があるかどうかは、"世の中が決めている""親が決めている""先生が決めている"そして"コーチが決めている"と思っているので、世の中や、親や、先生や、コーチががっかりすると自分に価値がないと思いがちになるんです。あくまで"がち"です。つまり他者の評価が自分の評価であることが結びつきすぎて、逸脱できない。(自分を自分で縛ってしまう)自分で本当にやりたいと思うことが、できない。やりたいことができないと悶々としますよね。やりたいことをやってる子に対して、羨ましい感、嫉妬が生まれる。そうすると、やりたいことをやってる、できてる子にイジワルをする。
うちのチームにもいます。
今リフティングをやる時間を設けてます。そして、やっぱり途中とか最後に「何回できた?」と聞きます。そのとき必ずこう言います「たくさんできると言うことは、この中で1番できることではないよ、今までの自分を超えることだよ」と言っています。まーそれでもみんなの前で1番できたことを発表したくなり"がち" ですよね。発表したくなりがちの子の中で"他者の評価が自分の評価だと感じてる子"で1番になれないと、どう言う行動を起こすか。それは、たくさんできる子の邪魔をするんです。そんな風景2、3度ではおさまりません。
すなわち悔しいんです。悔しい気持ちはいいのですが、その行動の捌け口が邪魔をするんです。その行動の捌け口が"もっと努力しよう"ではないんです。そんな時も私は何も言いません。やられた子が「邪魔された」と言ったら対処しますが。それはなぜかと言うと、自分で努力するには、まだ幼いんです。自分で練習したことでうまく行く経験がないんです、そう自分で感じられないんです、だって他者に評価されることで安心できるから。今、自分のもってる貯金でできることがあるだけなんです。それを勘違いして、努力もしないのに、あの子ができるなら僕もできる、と思い"がち"なんです。そんな姿、俺しか見てないよなー。「うちの子なんで試合に出ないんですか?」く〜(川平慈英風(笑))どこのチームでもあります。
他のチームは知りませんが、私は、自分の貯金でできるだけの子は、試合に出したくありません。昨日より今日、先週より今日、先月より今日学びのある子を試合に出したいのが本音です。(そうはいかないんだけどね、みんな出さないといけない時代なので)貯金はいつか使い果たします。
貯金で今、上手いと言われてる子もそのうち努力(あまり好きな言葉ではないので、サッカーが人より楽しいと思う子)してる子に簡単に抜かれます。そんな子は他者の目を気にしすぎてるんだもの、心が成長した頃に抜かれたら、もうサッカー嫌になりますよね。他者がもう評価してくれないんだもの。
私のチームにそんな子ちらほら。逆に"幼さ"から脱却しつつある子もいます。チームをまとめるにあたって、そういう子を頼りにします。だって自分のことよりチームのこと気にしてくれるんだもの、頼るでしょう。それを幼い子は頼りにされる=評価されてると勘違いするんです。親も。そうなると子供が親に"贔屓してる"。
そうですよ、贔屓しますよ、だって小学生をまとめるのって大変なんです。そんな時助けてくれる小学生がいたら"ありがとう"っていうでしょう。大人にありがとうって言われるんだもの、その大人に話しかけやすくなるでしょう。そしたら、サッカーの技術でできないことを聞くボキャブラリーと心が備わると思います。
サッカーが上手くなる秘訣、単に技術の向上も大切ですが、しっかり自分の位置、自分で自分を評価できる、客観視できる子が"最終的"に上手くなるんです。
他者の評価を気にする、それで自分の価値を感じる、これ"価値"を感じてるんじゃないんです、"安心"してるだけなんです。そうではなくて、他者の評価をモチベーションのエネルギーにできる子が上手くなります。
どうか、子供に"不安"を与えないでください。
なぜ子供が不安になるか、それは、過度な...また今度にします
実例を踏まえると長くなっちゃうんだよね。
ごめんなさい