日大アメフト部のことが、騒がれてる今日この頃。
ついに廃部が承認されたらしい。
廃部に関して、関学アメフト部が署名活動、日大アメフト部180名が署名だか、嘆願書だか日大本部に提出、テレビでは、ラグビー関係者、教育に関するコメンテーターが揃って、廃部はおかしい。日大が安易に社会の反応で決めてる、大人の都合で決めてる、学生のことを考えてない、教育機関なら今いる学生のことを考えて判断すべき。
こんな声が、流されてました。
確かに、日大のガバナンスがおかしいことは素人の私が見ても思います。
しかし、アメフト部のやってきたことを考えた時、そんなことを言ってる場合ではないような気がします。確かに歴史ある部です。しかし時間をかけて栄光ある歴史を作ってきても、信用を失うことでそれらは無になるのは一瞬です。とうぜんです、全てのことは否定されてしまう。ましてやその過去のOBも自分も吸ってたという情報まで。悲しいけどその歴史は全て否定されてしまうんです。そして私は廃部すべきだと思います。
今の学生は?廃部の後は?そこが注目されます。
推薦だろうが特待だろうが、大学生なんです。学生の本分は、アメフトではなく、勉強なんです。学生は、勉強があって、学校という集団社会の中で、部活、サークル、同好会で更なる学び、経験で社会に出る学びを得るんです。
目的は社会に出るための学びを得ることなんです。
アメフト部の学生はいまこそ、学びを得るチャンスです。
今のアメフト部を存続して、真面目にやってれば、あの綺麗なグラウンドは使えるんです。あんな素晴らしいグラウンドをなんの苦労もなく使えるんです。そんな今の自分たちがどれだけ幸せか。あんな、犯罪を色々起こした部なのに。確かに悪いことしてない学生は、とばっちりです。でもね、人生そんなこと大なり小なりあるもんです。それを他人の署名と、自分たちの希望でまた、贅沢な環境でスポーツができる。わたしは納得できません。
廃部になる今こそ学生は学びを得るチャンスなんです。
それは、アメフト部を廃部にするんです。
そして、本当に心からアメフトをやりたい学生たちで立ち上げるんです。0からです。例えば新スポーツでサークルを立ち上げるのと同じように。
そこから、グラウンドを自分たちで見つけて、自分のたちでユニフォームを作り、自分たちでスケジュールを組んで、顧問?部長?を探したり。要は部になるための条件を学生が自分たちでクリアするんです。
すぐには関学と試合は、できないかもしれません。でも、アメフトやりたいんですよね。関学とやることや、贅沢なスタジアムでやることが目的ではないはず。今一度、学生の本分、スポーツの目的を見直すチャンスになります。
そうやって、年を経て、少しずつ組織をしっかりとし、部としての体をなして、周りから認められ、関学と対抗できる、リーグ戦に出場できる組織を学生が作るんです。かなりの年数がかかるかもしれません。でもそうやって歴史って作るんじゃなかろうか。そして、リーグ戦に復帰できて初めて"フェニックス"を名乗れるのではないだろうか。
犯罪に関係ない学生といえ、また安易に贅沢な環境でアメフトができて、社会に出すことよりも、たとえ、有名大学と試合ができなくても、綺麗なスタジアム試合ができなくても、いいじゃない、クレーのグラウンドで泥だらけでもアメフトができれば。それがいやなら、スポーツやる資格はないと思います。同好会、サークルで楽しくやればいいと思います。いま、日大アメフト部の学生は、廃部になっても、アメフトの選手としてのプライドはあるはずです。そのプライドで、新たなアメフト部を学生の力で作ってもらいたいと考えています。
アメフト部が廃部を回避して綺麗なグラウンドでアメフトやるよりも、新たなアメフト部を学生の力で作る経験は絶対に社会で役に立つはずです。
それが教育だと思うし、そういうことに甘やかせず、手助けするのが教育機関だと思います。