前のところでも少し言いましたが、サッカーの本質。
それは、まず
立位のスポーツであるということ。
立位のスポーツなので、バランス良く立位ができてればできるほど、動きがスムースになります。
扁平足、猫背、骨盤を固定してしっかり骨盤に上半身をのせられてない、右と左のバランスが良くない、足の裏、足首、膝骨盤これがまっすぐになってない。
これらがすべて出揃ってることは、難しいと思います。ただ、小学高学年、中学、高校での成長期にサッカーにのめり込んで、一生懸命やりすぎると怪我が多くなります。その原因の一つが上記のようなことだそうです。
ちなみに、これは俺個人が思ったことではなく、受け売りを咀嚼して、自分なりにこういうことかなって思って書いてます。なのですべて正しいとは思っていませんが、文字に起こすことで、自分の勘違いを発見したいと思っています。
また横道にそれました
次
サッカーは立位のスポーツで、ボールを動かして(移動させて)相手に取られないように、相手のゴールに運ぶスポーツです。
そこにルールがあり、それは手は使ってはいけないルールがあります。
手以外で効率よくボールを運ぶ方法は?ヘディング?で運んだら地面のボールを運ぶには、立位にならないですよね。それより遅くて素早いコントロールができない。素早いコントロールができないと、相手に取られることが多くなりますよね。
相手に取られることが多いということは、ボールを運べない、逆に相手に自分のチームのゴールへボールを運ばれてしまうことが多くなる。そうなると、楽しい目的である"勝ち"が遠くなる。つまんないですよね。
<足で運ぶ>
では、手を使わず、効率よく相手のゴールにボールを運ぶのは、どうしたら良いか。最初に立位と言いました。立位でボールを扱えるのは、"足"になります。しかし普段歩く機能しか使ってない足でボールを相手に取られないためのコントロールは、難しいですよね。でも、やってやれないことはない。
普段やってるようなことで競ってもつまらないと思います。普段使わないようなところを鍛えて、プレイする。相手より鍛えていれば、"勝つ"可能性が出てくるのです。
思うように"ボールを運ぶ"です。
では、次にどのように運ぶかです
<移動>
サッカーは、走るスポーツとよく言われます。
ではなぜ走るのでしょうか。ボールを早く運ぶため?相手より早くボールに追いつくため?
多分その方が相手より優位になり、勝つ可能性が出てくるからです。まさにその通りなのですが、もう少し根本的なことを理解しておいた方がさらに効率が良くなるのではないでしょうか。
それは。早くの前に認識しなければいけないのが、選手が移動するということです。陸上もスタートからゴールまでの移動をいかに早く移動するかが勝負の根幹です。
陸上も"早く"サッカーも"早く"がポイントです。では陸上のトレーニングをすれば、陸上と同じようにサッカーでも"早く"なるのでしょうか?
答えは違います。
なぜ違うか。陸上は、スタートとゴールが直線です。かろうじてトラック競技は左にだけ弧を描いて走ります。
サッカーは、スタートは一緒でもゴール(ボールを最終的に運ぶゴールではありません)は違います。一例で言うと、相手の持っているボール、どこにもコントロールされていない場所にあるボールを確保することがゴールです。
それは直線でしょうか?ボールの行方は、誰にもわかりません。向かった方にあるボールが突然、思わぬ方向に、そのため方向転換が必要です。その方向転換は、あらかじめ決められてるわけでもなく、自分が考えてる方向と違う方向にいきます。そう、いくら目一杯走っても"方向転換""止まる"行動が伴います。
と言うわけで、陸上で早い子がサッカーでも早くボールに追いつくでしょうか?答えは"NO"です。
なぜかと言うと、走り方が違うからです。
陸上は、スタートの時に、前傾姿勢、スピードに乗ってきたら上半身は起こさないとスピードに乗れません。
サッカーはどうでしょう。走り出し(スタート)は前傾姿勢、スピードに乗ったら?スピードに乗っても前傾姿勢ですよね。それは何故か?
上半身を起こしての方向転換、止まるは、やりずらい、最悪の場合転倒にもなりかねません。
同じ走るでも、こんなにも違うんです。
この辺を理解して指導にあたるのと、早ければ良い(低学年レベル)指導では、断然効率が違いますよね。言われて、"当然"と思う人がいますが、その理解を指導に取り入れてるでしょうか。陸上の走りをしていても、結果、相手より早くボールな追いついたら、"よくやった"といってませんか?そう、これって結果がすべてということですよね。これ無知の勝利史上主義。
この無知の勝利史上主義は、自分もチームも周りも同じなんです。この時です、しっかり結果は結果として、その時に走り方を注意するのが指導だと思います。
まだ、運ぶ、移動するしか書いてませんが、このようにそのスポーツごとに、早ければ良い、上手く見えれば良い、主張が強い選手がもてはやされてます。
この他のサッカーの本質書いてたら、再来年になるのでこの辺で。
ちなみに、先にも言いましたが、受け売りを自分なりの理解として、自分に向けて書いてみました。
昔のように泥臭い指導を否定するつもりはありません。現代はこのように分析、研究されています。そこに目を向けてていない指導者があまりに多い現状、埼玉県では、強いチームは、毎年同じ顔ぶれです。そういったチームはいち早くそういう考えを取り入れてるから毎年強いんだと思います。必ずしも、強いチーム=勝利史上主義ではないことに目を向けるべきです。
「あそこは、勝利史上主義だから強いんだよ」などと情けない言い訳はききたくありません!
強いチームには、見習うことがたくさんあります。
さらに強いチームはマインドも礼儀もしっかりしてます。うちのチームより。